SEO強化として考えるWordPressの内部リンク対策

Googleにとってもユーザーにとっても回遊しやすいウェブサイトにすることでSEO対策となる内部リンク。クローラビリティや関連ページの説明から、WordPressでのリンク記述方法までわかりやすく紹介します。

サイトの構造や関連コンテンツを周知するのが内部リンクの役割

内部リンク=自サイト内でリンクを貼ること──ともいえるのですが、SEO対策としての内部リンクには主に以下の2つの意味合いがあります。

  • Googleに代表される検索エンジンにサイトの構造やコンテンツの関連性を認識してもらえる。
  • ウェブサイトの訪問ユーザーに関連ページをできるだけ多く見てもらえるような導線を用意する。

検索エンジン対策の一環、クローラビリティとは

Googleに自分のウェブサイトの各ページを知らせるという意味で、Search Consoleにsitemap.xmlを送信したことはあるでしょう。sitemap.xmlはURLのリストで、検索エンジンのプログラムはそれらを元にウェブサイト内を回遊=クロールするわけです。
クローラビリティとは、検索エンジンのプログラムから見てサイトの構造やページの関連性などをできるだけわかりやすくする内部リンクのこと。クローラビリティがよいウェブサイトほどリンクを辿りやすく、コンテンツの価値が伝わる可能性も増すともいえるのです。

関連ページへの内部リンクでSEOとユーザビリティを強化する

内部リンクの中でも関連性の高いページへのリンクは、検索エンジンのクローラビリティを高めるとともに、ユーザーに対しても複数ページを回遊しやすくする効果が期待できます。
WordPressのテーマやプラグインの中には関連ページをサイドバーやフッターなど所定位置に自動表示してくれるものもあります。この場合、カテゴリーやキーワードなどの設定で関連性が高そうな記事が表示されます。
これとは別に、記事の一番最後に“次に読んで欲しいページ”を数本、手動でリンク設定しておくのもいいでしょう。ウェブサイトの全体構成として、ランディングページ→詳細説明ページ→コンバージョンページといった導線があれば、これらを関連ページとして順にリンクさせるのは有意義です。

グローバルナビゲーションやパンくずリストも内部リンクの一部

ウェブサイトを構築する際、ヘッダやフッタには主要カテゴリー・ページへリンクするナビゲーションメニューを設置するもの。これも内部リンクの一部ですが、SEO対策という意味でより重要なのがパンくずリスト
パンくずリストを設置することで、ページがウェブサイト内のどの階層にあるのか、検索エンジンにもアクセスユーザーにも一目瞭然になるからです。