WordPressおすすめ無料テーマレビュー4:STINGER
有料版のトライアルとして使ってみたいWordPressのおすすめ無料テーマ、STINGER PLUS+2。一部の機能制限はあるものの有料版のプレビューにもなる特徴や、実際に使ってみた管理画面の機能などを紹介します。
STINGERというWordPress無料テーマの概要
STINGER自体、かなり長い歴史を持つWordPressテーマで、2019年8月現在は3つのプロダクツが並行リリースされています。
無料版は2つあり、STINGER8とSTINGER PLUS+2。前者は親子テーマで構成されますが、シンプルな構造になっていて、カスタマイズして使うことを主なニーズとしています。後者は、有料版であるSTINGER PRO2の一部機能制限バージョン。STINGER PRO2を購入する前のトライアル版といった位置づけですが、管理画面のメニューでは制限されている機能も含めてラインナップを確認することができます。
これらを踏まえて、当サイトではSTINGER PLUS+2をチェックしてみました。
WordPress無料テーマ、 STINGERの主な特徴
機能制限はあっても無料テーマとしては十分なメニュー
STINGER PLUS+2を有効化すると管理メニューの「外観」とは別に「STINGER PLUS+2管理」という各種設定画面(下画像参照)が利用できるようになります。
デザインという意味では、テーマのカスタマイズに精通していなくても、サイト全体のカラーリングやレイアウトを簡単に変えることができて便利。記事タイトルや画像の動的な演出まで、管理画面で選べるのは特徴的といってもいいでしょう。
一方、トップページの設定で挿入コンテンツの管理や、スマートフォン用のアコーディオンメニューに関する設定など、ある程度サイトの作り込みをしていく中で使いたくなる「PRO」限定メニューもあります。
SEO関連の設定はほぼOK、AMP対応は有料版を
SEO関連の設定では、WordPressのSEO無料プラグインで設定するような項目なら、無料版であるSTINGER PLUS+2でもほぼ十分。Google関連でいえば、アナリティクスのコードやサーチコンソールのタグは設定可能で、AMP用アドセンスコードは有料版限定です。
AMP対応という面では、投稿・固定記事設定で以下の2点が有料版となっています。
- 全ての投稿ページをAMP対応にする
- AMPページの「通常ページへのリンク」を非表示にする
PageSpeed Insightsではパソコンが98、モバイルが85
当サイトのテストページを使って、GoogleのPageSpeed InsightsでSTINGER PLUS+2をチェックしてみました。その結果、パソコンのスコアは98、モバイルのスコアは85。
モバイルの方では「レンダリングを妨げるリソースの除外」の短縮できる時間(推定)が1.38sとなっていて、STINGER PLUS+2のcss関連ファイルも含まれているため、実際に利用していく中ではチューニングした方がよさそうです。
無料版STINGER8や有料版STINGER PRO2との比較
上で触れたPageSpeed Insightsのスコアですが、同じページを無料版テーマであるSTINGER8で調べてみたところ、パソコンが99、モバイル92と改善されました。テーマのカスタマイズで目的に沿った作り込みをするなら、STINGER PLUS+2よりもSTINGER8の方がシンプルな分、適しているともいえそうです。
一方、AMP対応やコンテンツの作り込みをテーマのセッティングで調整したいなら、一定期間は無料のSTINGER PLUS+2を使うとして、有料版のSTINGER PRO2を購入する方が広義では有意義になると思われます。