WordPressおすすめ無料テーマレビュー3:Beans
コンテンツの軽量化に定評がありテーマフレームワークでもあるWordPressのおすすめ無料テーマ、Beans。カスタマイズの工数削減にも役立つ特徴や、実際に使ってみた管理画面の機能などを紹介します。
BeansというWordPress無料テーマの概要
BeansはWordPressのテーマフレームワークとしてティエリー・ミュラーさんがリリースしているもの。日本でも2016年あたりからITメディアなどで取り上げられています。
Beans自体は親テーマでもあり、よりオリジナリティを高めるためのカスタマイズが必要となるサイトなら、これをベースにすることでフルスクラッチのテーマ開発よりも工数を削減することができるでしょう。
一方、公式の子テーマでもあるBeans Starter Child Themeをインストールする手もあり、一般的な親子構造のテーマとしても使えますが、Beans自体のもともとの性質を考えれば、子テーマの簡単な設定で利用するというより、やはりカスタマイズ前提の用途に向いているといえそうです。
WordPress無料テーマ、Beansの主な特徴
レイアウトのレスポンシブや画像のキャッシュ・最適化に優れる
マルチデバイスに対するレスポンシブ対応が標準化されているのはもちろん、画像をデバイスに最適化したり、キャッシュすることで表示スピードの向上に役立つのがBeansの特徴。
この画像はBeansを有効化することで【外観】メニューに追加される【Settings】の画面。ここではBeansのコンパイラーや画像などについて、設定することができます。これらによって各ページの読み込み速度が速くなれば、SEO対策としても優位になるでしょう。
ページごとに必要なコンポーネントだけを読み込む
Beansの表示速度が速くなる理由のひとつに、ページごとに必要なコンポーネントだけを読み込むという特性も挙げられます。
多少なりともWordPressカスタマイズの心得があるなら、テーマのカスタマイズでheader.phpの記述をイメージしてみてください。サイト全体共通で、多数のjsファイルやcssファイルを読み込むような設計より、ページ単位で利用するリソースのみを読み込む方が表示スピードはよくなるのも必然といえるでしょう。
AMP対応やSEO項目設定などは別途プラグインも検討
Beans自体には、管理画面でのAMP対応設定やSEO項目設定などができるわけではありません。それぞれ専用のWordPressプラグインを利用することも検討する必要があるでしょう。
当サイトでは、Beans1.5.1とプラグインのAMP1.2.1とを使って、GoogleのAMPテストでチェックしたところ、「有効なAMPページです」との結果を得られました。
WordPress無料テーマ、Beansの導入事例
BeansのサイトにはSHOWCASEというカテゴリーがあって、Beansを使って構築されたサイトが複数紹介されています。その一部をピックアップしてみました。