heteml(ヘテムル)レンタルサーバーの特徴や料金など|WordPressのサイト構築ガイド
heteml(ヘテムル)が独自開発したモジュール版PHPとHTTP/2を利用できるため、WordPressで使ったウェブサイトの高速化が期待できる同社のレンタルサーバー。特徴や利用料金、運営会社などを紹介します。
heteml(ヘテムル)レンタルサーバーの主な特徴
モジュール版PHP+HTTP/2でWordPressを高速化
ウェブサーバーでWordPressを利用するにはPHPが不可欠。そのPHPにはCGI版とモジュール版があって、前者は主にセキュリティに優位性があり、後者は主に処理の速さに優位性があります。
レンタルサーバーで速さを売りにするサービスはモジュール版PHPを導入しているものもいろいろありますが、hetemlは独自開発したモジュール版PHPでより高速化を図っている点に強みがあります。
また、今やウェブサイトはSSL対応が必須。hetemlは通信プロトコルがHTTP/2なので、SSLでサイト全体をHTTPS化したコンテンツの高速表示も可能です。
選べるコンテンツキャッシュなどコンテンツ制作者向け機能も
hetemlにはウェブサイト開発者にとって気になる機能があるのも特徴のひとつ。
WPキャッシュというWordPress用のキャッシュと静的コンテンツ向けのキャッシュ、2つを選ぶことができます。
また、CakePHPとFuelPHP、ZendFramework2といった3つのフレームワークを簡単インストールできるので、開発時に役立つでしょう。
設定代行やHP制作サービスにも対応
オプションとはなりますが、ウェブサイト構築で利用できるサポートサービスが充実しているのもポイント。
設定おまかせサポートはWordPressの移転や初期設定などの依頼が可能で、費用の目安が公式サイトに記載されています。
HP制作サービスではパートナー会社への発注を仲介。こちらはオーダーメイドとなるものの、同じく費用目安が記載されています。
heteml(ヘテムル)レンタルサーバーのベーシックプラン の要チェック機能
hetemlレンタルサーバーにはベーシックとプラス、2つのプランがあります。
両者の違いはサーバー容量200GBと300GB、1日の転送量160GBと200GB、データベース70個と100個といった一部スペックの差のみ。小規模なウェブサイト運用ならベーシックプランで事足ります。
下の表はベーシックプランの主な機能です。
容量(SSD) | 200GB |
---|---|
データベース(MySQL) | 70個 |
転送量目安 | 160GB/日 |
独自SSL | 無料 |
WordPressかんたんインストール | 標準搭載 |
WordPress引っ越し機能 | – |
マルチドメイン | 無制限 |
バックアップ | 無料:最大14日分 |
heteml(ヘテムル)レンタルサーバーのベーシックプランの利用料金
hetemlレンタルサーバーの月額料金は契約期間単位での支払となり、3ヶ月・6ヶ月12ヶ月・24ヶ月・36ヶ月の5つが設定されています。ベーシックプランの料金を月あたりで見た場合の金額は下の表を参照ください(すべて税別表記)。
契約期間単位の総額は一括先払いで、初回は初期費用と合算した金額が総額。契約を更新する場合も月額料金の総額を支払います。
初期費用 | 2,000円 |
---|---|
月額料金 (契約期間単位) | 3ヶ月:1,100円|6ヶ月:1,000円|12ヶ月:900円| 24ヶ月:850円|36ヶ月:800円 |
WordPress・MTOS簡単インストール機能対応!レンタルサーバー『ヘテムル』
heteml(ヘテムル)の運営会社情報
hetemlを運営するGMOペパボは社名からもわかるようにGMOグループの所属企業。ホスティングサービスではロリポップ!も同社のサービスです。
グループ内でもクリエイターや小規模なサイト運営者向けの多彩なソリューションを提供しているのが特色といえるでしょう。
会社名 | GMOペパボ株式会社 |
---|---|
所在地 | 東京都渋谷区桜丘町26-1 セルリアンタワー |
設立 | 37631 |
資本金 | 1億5,967万円(2018年12月末現在) |
売上高 | 82億99万円(第17期 2018年1月~2018年12月) |
従業員数 | 278名(2018年12月末現在) |
事業者番号 | 届出電気通信事業者(旧一般第二種電気通信事業者)A-16-6544 |
まとめ
スペックのディテールで優位性を打ち出している
公式サイトのトップページで“超高速レンタルサーバー”と銘打っているhetemlは月額800円~の利用が可能な価格設定で、なおかつ大手IT企業グループ会社の運営という条件で見ると、スペックのディテールに強みがあるといえます。
その主なポイントは以下の3点にあります。
- サーバー容量はベーシックでもSSD200GBと余裕あり
- ファイルのアップロード上限は100万個まで可能
- 1日あたりの転送量目安は200GBまでOK
公式サイトのマニュアルがサイト構築実務者に役立つ
レンタルサーバーの使い勝手という意味で、ヘルプのFAQだとなかなか最適解が見つけにくいこともある中、hetemlは公式サイトにマニュアルも掲載されていてメニューごとの操作・設定方法をすぐに見つけることができます。
これはウェブサイト構築の実務者にはとても役立つと思います。以下はマニュアルのメニュー画面でクリックすると全体画像が表示されます。
【注意点】ロリポップのハイスピードプランと差別化できる!?
GMOペパボのホスティングサービスはhetemlよりも知名度の高いロリポップがあり、当サイトでもLOLIPOP!レンタルサーバー ハイスピードプランを取り上げています。
スペックや料金体系での大きな差があるわけではないのですが、強いていえばウェブサイト制作の専門スキルを持つスタッフがいるならhetemlの方が機能をフル活用できるのではないでしょうか。
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